素人の農村歌舞伎
お父さんが小さい子どもを遊ばせていたり、
大きなキャリーバックを持って駅へ向かう人たちと、
何となく、夏休みムードが漂う昭島市です。
ただ、とにかく暑いですね!
一昨日、昨日と、昭島市はクジラ祭りを行っていたのですが、
毎年恒例のパレードが中止になりました。
あの暑さでは、参加した人はもとより、警備の方、
沿道で見ている方が、熱中症になるのは、目に見えているような気温です。
雨でパレードが中止になったのは、何回があったと思いますが、
暑さでの中止は初めてでは無かったでしょうか?
さて、昨日はこのブログでも何度か書いた、
東京都あきる野市菅生地区で、受け継がれている歌舞伎を観に行ってきました。
いわゆる、農村歌舞伎というもので、江戸時代の頃から、
日本の農村地区には、様々な形で存在していたようです。
菅生の歌舞伎も、そんな流れをくむ大衆演劇のひとつで、
昭和10年頃から菅生歌舞伎として伝えられているようです。
そして、この菅生一座が演じる歌舞伎は、東京都の無形文化財に
登録になっています。
本来、このような農村歌舞伎は屋外に舞台を作り、そこで演じるのが、
一般的ですが、昨日の公演は、松竹芸能が関わっているので、
屋内での公演でした。
外でしたら、暑くて暑くて、演じる方も大変だし、観る方も大変だった
と思います。
このような農村歌舞伎や演芸は、昭和10年代〜昭和30年頃までは、
昭島市でも年に数回行われていたようですし、
よそから呼んで公演をしてもらったという事もあったようです。
私の父親も、青年団に入っている頃、地区の演芸会で、
何らかの役を演じたと言ってました。
テレビも無く、娯楽も少ない、農村地帯などでは、
このような演芸が、部落の人たちにとって大きな楽しみになっていたようです。
そして、そのような場が、若い人たちの社交場にもなっていたようです。
今の時代、テレビにYou Tubeと、楽しみはたくさんあります。
でも、生で演じるこのような舞台には、人と人との関わり、
そんなものを感じます。
そして、それが商業演劇の俳優が演じているのでなく、
隣りの兄ちゃん、おじさんなどが、演じているところに、
この舞台の楽しみがあるのでは、と思うのです。
ちなみに最後の写真で手をついて演じているのが、私の高校時代からの友人です。
- 2018.08.06 Monday
- A-YOU的こころ
- 10:49
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- by tendrement