エキナセアとネトルは、今、サンフランシスコ
ハーブを輸入する時には、様々な書類が必要です。
そして、このブログでも書きましたが、今年の10月からは、
その基準がさらに厳しくなったのです。
現在、テンドルマンではエキナセアやネトルが欠品していますが、
それらのハーブがやっと生産者の元を出発しました。
その時に添付される書類がこれです ↓ ↓
(PDFで予め送ってもらいました)
これは、アメリカ農務省(USDA)が発行する、
「 phystosanitary certificate」(植物検査証明書)で、
これにより、輸入するハーブには害虫や他の種子などの混入が
無いという事を証明した物です。
これが無いと、日本にハーブを輸入することが出来なくなって
しまうのです。
この他にも、オーガニックの認定や原産国の書かれた証明書などが、
ハーブと一緒に添付されてきます。
↓ ↓ ↓ (以前輸入した時の書類です)
そして、無事に日本に到着すると、厚生労働省の食品検査を受けなければ
なりません。
それは、それらのハーブが食品として適合するかを検査するもので、
書類審査と輸入量などによっては、サンプリングの検査を受けるのです。
サンプリングでは、違法な成分がハーブに含まれていないか、
などが検査をされますが、最近は少量ずつの輸入ですので、
目視と書類だけでなんとかパスをしています。
その書類ですが、今までは大手の運送会社に依頼をしていたのですが、
結構費用も掛かり、その費用をハーブ代金に乗せると、
お客様にもご迷惑をお掛けする事から、自分で作成しています。
もともと、輸出入の書類を扱う専門家「通関士」試験に合格をしている
ので、なんとか書類も書けるということも幸いしています。
このように様々な手続きを踏み、ハーブはテンドルマンに届き、
それをお客様に販売するのです。
現在、ハーブはサンフランシスコ空港に到着し、日本への出発を待っている
最中です。順調に行けば、来週には手元に届く予定です。
ただ、現在、成田空港はボージョレ―ヌーボーの通関で忙しく、
日本への出発も調整されているかも知れません。
何と言っても、ボージョレ-は解禁日までに市場にでないと困るので、
優先的に通関、食品検査が行われるのです。
以前、ハーブを輸入した時には、成田で1週間以上も止められたことが
ありました。
エキナセアハーブをお待ちの方が多くいらっしゃいますので、
一日も早く届いて欲しいと思いますが、そのような事情も察して
頂きたいと思います。
入荷しましたら、またお知らせいたします。
- 2018.11.07 Wednesday
- ハーブの話
- 10:19
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- by tendrement