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テンドルマンの記事は、臨床栄養士(Holisitic Nutrition)が書いています。

このブログで取り上げる、栄養やダイエットなどの情報は、 臨床栄養士(Holistic Nutrition・アメリカ資格)が、 近代栄養学の臨床データーや研究データーに基づいて、 書いております。

健康維持と食事 2

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    イヌイットたちは、昔からアザラシなどの生肉を食べていました。それが、極寒の地に住む彼らのエネルギー源であり、大切な栄養素だからです。

     

    まず、生肉の中には、たんぱく質に含まれる各種アミノ酸、脂肪に含まれる、脂肪酸などの栄養素のほか、ビタミンやミネラルなども多量に含まれているのです。その他に酵素も多く含まれていて、この酵素が健康を維持する上で、とても重要な栄養素なのです。

     

    人が食べ物を食べると、各種の消化酵素によって、食べたものを分解し、「自分の物」として、体に吸収していきます。食物を食べるということは、いかにそこに含まれている栄養素を、体の中に摂りいれるかという事が重要です。

    そしてその栄養素を自分の物として、血流に乗って体の中に巡らせ、または肝臓や脂肪組織に貯蔵することで、命を保っています。

     

    ですから、いかに栄養豊富な食物を口にしても、体が上手くそれを処理できないと、体に何らかのトラブルが発生してしまうのです。(それは腸が重要な役割を担っているのですが、今回は腸の話はしません。)

     

    イヌイットたちが、生肉を食べると、生肉に含まれている食品酵素によって、分解が始まります。この時に人の身体からでる消化酵素は最小限で済むのです。自分の消化酵素の分泌が少なくて済むということは、体に負担が掛からない、つまり、健康維持に役立つと考えられるのです。

     

    そして、生肉ですので、熱に弱い栄養素も上手に体に摂りいれる事が出来るのです。特に、生野菜での摂取が多い栄養素、ビタミンやミネラルは、アザラシの内臓肉などから摂取し、彼らは健康を維持し、厳しい自然環境の中で、長い歴史を作ってきたのです。

     

    ところが、近年になり、欧米、主にアメリカの文化が入ってくると、彼らの食生活は大きく変化していきました。まず、生肉の摂取が大きく減り、調理したアザラシの肉を食べるようになってきたのです。

     

    調理をすると、大切な酵素が死んでしまいます。

    ビタミンやミネラルの摂取も難しくなってきます。

    調理する事により、たんぱく質が変性しやすくなります。

     

    そのような理由から、イヌイットたちに欧米並みの疾病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化、ガンなどが増えてきたのです。

     

    この事は、世界中の栄養学者が注目し、伝統的な、その地にあった食生活が変化することにより、そこで生活する人たちの健康状態にも影響を与えるという結論に達したのです。

     

    イヌイットたちの研究は、食に含まれる栄養素の化学的な要素と人の生理学的な機能についての関連性について、証明するような事例となっているのです。

     

    さて、それでは健康維持をするためには、どのような食生活をすれば良いのでしょうか?ひとつには、「自分の食べたい物を食べる」という、自分自身に対する問いかけです。ちょっと精神論的に思えるかも知れませんが、人は体が欲している物を、食べたいという欲望があると思うのです。

     

    例えば、脂っこい食事が続くと、いくらそういうものが好きであっても、あっさりした物を食べたいと思いませんか?

    反対に、毎日あっさりした食事ばかりだと、たまには、ちょっとこってりした物を食べたくなる事もありますね?

    野菜が少ない食事をしていると、無性に生野菜を食べたくなったり、海外旅行などで、ご飯を食べていないと、どうしてもご飯が食べたくなる人も多いですね。そうなんです、人は自分の心に素直になると、何を食べれば良いかというのが、自然と分かるようになるというのです。それは、その人がその時、欲している物であり、必要な物でもあると思うのです。

     

    それらが、たとえ栄養学的に問題があるとしても、その食べたい!という気持ちが大切で、それが健康維持をするために必要な食事ではないか、と考えるのです。

     

    様々な健康本に出ている食材や、料理は確かに理に叶ったものが、紹介されています。でも、苦手な物を無理に食べても健康に良いはずありません。自分の心に素直に問いかけて、自分に必要と思うものを食べるように心掛けること、それが一番だと思います。

     


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