メールマガジンA-YOU 2001年9月7日号 より
最近、昔自分が書いたメールマガジン「A-YOU」を読み返しています。
そこで本日は、2001年9月7日発行のメールマガジンを、
載せてみました。
私はどちらかと言うと、アロマセラピーよりもハーブが専門で、このよ
うな自然療法の世界に入ってきました。植物はその育つ土壌によって、同
じ植物でありながら、その中に含まれる成分が微妙に異なります。つまり、
「土がその植物の性格を決定づける」といっても過言ではないのですが、
そうすると当然その植物から採れる精油も、育つ環境によって微妙に含ま
れている成分が異なってくることになります。先週のラベンダーの話です
が、同じ真正ラベンダー(Lavendual angustifolia)という品種の植物でも、
育つ環境が異なってくれば、そこに含まれている、酢酸リナリルやリナロ
ールなど主成分の含有割合は当然異なってきます。お医者さんたちが強調
するのがそこです。(*アロマセラピーを医療に取り入れている医師)
もし、真正ラベンダーの中に期待すべき成分が含まれていなかったら、
そして本来含まれているはずの無いものが含まれていた
としたらどうでしょうか?当然期待すべき効果はあげられないでしょうし、
身体に悪い影響すら与える場合があるのです。
アロマセラピーを「楽しむ」のなら、そこまで成分にこだわることはあ
りませんが、「何らかの効果」を期待するのであれば、「成分・成分」と
いうのは理解できるかと思います。
でも、純粋にハーブの香りを楽しみたいという人は、そこまで成分にこ
だわることは無いと思います。アロマショップなどに行き、自分の好きな
香りの精油を選べば良いわけです。数種類のメーカーのラベンダーをおい
てあるアロマショップで、各々の香りをかいでみると、同じラベンダーで
もメーカーによって大分香りが異なるのに気がつくと思います。それが、
前述した栽培地の土壌の問題とも関係があるのですが、それと同時に、そ
れが植物というか、生命体の「不思議な」ことなのかも知れません。
私の妻は、トリートメントをおこなう時、クライアントさんの話を聞き
ながら、精油成分をある程度頭に入れ、精油を選んでいきます。でも自分
自身で使うときは、その感覚を大事にしているようです。数種類の精油を
かぎながら、「今日はやっぱりこれか!」などと言いながら、入浴剤など
に使っています。香りはその日の気分により、好みが変わります。ですか
ら、精油を選ぶ時には、特別な時を除き、自分の感性で選べばよいのでは
ないでしょうか?
- 2016.09.27 Tuesday
- A-YOU的こころ
- 14:35
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