異常気象に関するニュース・・ヤフーニュースから
今日のヤフーニュース「科学」のカテゴリーに、
気象に関するニュースが二つ載っていました。
一つは「異常気象 世界で6200万人被害・200万人超移住」
という題で、世界気象機関が2018年度の年次報告書の中で
述べている事です。
世界中で異常気象による、熱波や洪水などで、約6200万人が
被害を受け、そのうちの約200万人が移住を強いられている、
という内容の記事です。
もう一つは、「CO2の濃度が過去最高年々増加」という記事で、
こちらは日本の気象庁が発表したもので、
地上の観測地点や北太平洋上での二酸化炭素の量を観測したもので、
いずれの地点も過去最高の濃度を記録したというものです。
この二つから読み取れるのは、地球温暖化の原因になっている
CO2の濃度が、上昇をし続けてていて、それにより気象に
大きな影響を与えているということです。
1997年に京都で開かれた会議で、「京都議定書」という条約
が結ばれ、世界各国でCO2等の削減について努力目標が掲げられました。
これ以降、協定に参加した国々では、CO2の削減
努力を続けていたのです。
しかしながら、経済の発展を目指す国々にとって、
CO2を削減しながら、発展させるというのは、大変なことで、
国益の増強との板挟みになってしまっているのです。
それでも、多くの国々が独自の努力を行っているのですが、
この二つのニュースは、まだまだ努力が足りない、ということを
感じます。
人が地球上で、少しでも豊かになろうと努力すると、
緑の木々は減り、CO2の排出する工場や車などが盛んに動く
ことにより、CO2は増加の一途を辿ってしまいます。
そして、そのCO2が大気上に放出されることにより、
気候変動や異常気象の原因のひとつとなり、様々な災害の引き金
となってしまっているのです。
経済が発達していて、それらの災害を人工物などで避けられる国、
地域、に住んでいる人々は、その被害を最小限に留める事が出来る
かも知れませんが、そうでない地域に住んでいる人たちには、
大きな被害を被る結果になってしまうのです。
このブログでも何度も書きましたが、地球という「宇宙船」は、
そこに乗る(住む)人たちが、みんなで協力していかないと、
乗組員(住んでいる人)全員に大きな危機が訪れるのです。
気候の変動は、宇宙船の船内環境の悪化と同じです。
私たちは、2019年の現在、
この宇宙船から外で生活することはできません。
ですから、私たちが乗る(住む)宇宙船(地球)の環境を常に保つ
努力を惜しまなければならないと思うのです。
実際、普段の生活を送っていれば、どうしてもCO2は排出されて
しまいます。生活のレベルとのジレンマは感じざるを得ないですが、
現実に起きている様々な気象異常のデーターを見ると、
個々の人も関心を持ち、取り組む姿勢を作らなければ
ならないのだと思います。
- 2019.03.29 Friday
- A-YOU的こころ
- 14:13
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